ちょっと京都を歩いてきました(7-2)京都・貴船神社
前回、昨年の8月に関東の友人と京都・鞍馬寺へ行った時の様子を、ご紹介いたしましたが、今回はその続きで、貴船神社へ行ったときの様子をご報告いたします☆
*****貴船神社*****
川床で食事をした後、全国の約450社の貴船神社の総本社である貴船神社へ参拝した。
早速、本殿から参拝しようと、ちょっと長い階段を上っていった。
すると、多くの参拝者で混み合っていた。
さすが人気の縁結びの神社だ。
人気の水占も、次から次へと人が入れ替わり立ち代り占っていっていた。
本殿は平成17年に立てられていて、きれいだった。
本殿の御祭神は高龗神(たかおかみのかみ)、奥宮の御祭神は闇龗神(くらおかみのかみ)だが、社記には「呼び名は違っても同じ神なり」とあるそうだ。
また、このあたりの川、貴船川は鴨川の水源に当たるそうだ。
さらに、この神社は絵馬発祥の神社といわれている。
参拝後、道路へ戻り北へ歩いていくと、左手に結社がある。
この結社の御祭神は磐長姫命(いわながひめ)で、彼女の妹は富士山をご神体とする富士山本宮浅間大社の御祭神、木花咲耶姫(このはなさくやひめ)である。
彼女に関しては、ちょっと複雑な神話がある。
~御祭神は磐長姫命(いわながひめ)の複雑な神話~
天孫降臨で日向(今の宮崎県)に降臨した、邇邇芸命(ににぎのみこと)に、妹の木花咲耶姫(このはなさくやひめ)が求婚された。
これを喜んだ姉妹の父神、大山津見神(おおやまつみ)は、姉の磐長姫命(いわながひめ)も一緒に、邇邇芸命(ににぎのみこと)に差し出した。
すると、邇邇芸命(ににぎのみこと)は醜い磐長姫命(いわながひめ)だけを送り返した。
磐長姫命(いわながひめ)はこれを恥じ、縁結びの神として人々に良縁を授けようと、この地に鎮まったらしい。
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ちなみに、この邇邇芸命(ににぎのみこと)の子、ホオリの孫が神武天皇とされている。
さらに、この結社、平安時代の和泉式部も恋愛祈願に訪れたとのことで歌碑がある。
この結社参拝のあと、再び道路に戻り、さらに北上した。
すると、左手に鳥居が見えてくる。
その鳥居をくぐっていくと、そこは奥宮である。
御祭神は闇龗神(くらおかみのかみ)である。
その境内にこの神社の名前の由来となった船型石がある。
それは、
昔、大阪湾に、黄色い船に乗った女神が現れ、
「われは玉依姫(たまよりひめ)なり、この船の留まるところに社殿を建てて、そこの神様を大事にお祀りすれば国土を潤し、庶民に福運を与えん」
とのお告げがあり、その船は淀川、鴨川をさかのぼり、水の湧き出るところに船を留めた。
それが、この現在の貴船神社のところだったらしい。
確かに、境内に大きな岩のような、石を積み上げたものがあったが、申し訳ないことによく覚えていないうえに画像もとっていない。
もっとよく見ておけばよかった。
そんなわけで、思いがけず奥が深い貴船神社であった。
あ~、よく歩いた~、なんていいながらも京都市内に戻ろうとバスに乗った
さあ、じゃあ、明日に備えてそろそろ食事でもして帰ろうか・・・
といいたいところだったのだが、まだまだ行きたいところはあったため、次の目的地へ向かった。
それは、陰陽師で有名な晴明神社
である。
ということで、次回(7-3)では、晴明神社の様子をご紹介いたしますね☆
興味のある方は、よかったらお付き合いくださいませ☆
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